- Eddie Harris(エディ・ハリス)
- Live At Fabrik, Hamburg, 1988
- New
- ¥4,770(税込)
- JAZZLINE / D-78106
- [2LP]
- Issue:EU
1969年6月21日、エディ・ハリスはモントルーにある古いカジノのステージで、シンガー兼ピアニストのレス・マッキャンと出会い、それまでジャズ界が経験したことのない音楽の花火を放ったのである。ジャズ、ファンク、ソウルの中間に位置するマッキャンとエディ・ハリスは、実際に新しいスタイルを生み出し、「Compared to what」は公民権運動の賛美歌となった。
それから約20年後の1988年1月、ハンブルグ・アルトナの「ファブリーク」で行われたエディ・ハリスを中心とするカルテットのコンサートでは、その時の炎のような雰囲気が漂っていた。冬の寒い日にハンブルクで録音されたNDR盤は、モントルーで沸き起こった興奮を再現しているのである。
多くの一流ジャズミュージシャンの出身地であるシカゴに生まれた彼は、サックスのほか、ピアノやビブラフォンもお手のものであった。サックスに電気を通したり、トランペットやトロンボーンのマウスピースを通常の真鍮製からサックス用の木製のものに変えたりといった発明家の一面も持つ。本作では彼のピアノや木管楽器のマウスピースをつけたトランペットの演奏を堪能することができる。
代表作であり自由が最も重要であった1960年代のジャズスタンダードでもある「Freedom Jazz Dance」、あまりの無名ぶりに憤りを感じ、自嘲気味にタイトルをつけた「Eddie Who?」などを収録。パーカッショニストのノーマン・フィアリントン、ベーシストのレイ・ピーターソン、ギタリストのダリル・トンプソンという才能豊かな仲間たちによる演奏も聞き逃せない。
(インフォより)
A1.Blue Bossa
A2.La Carnival
B1.Freedom Jazz Dance
B2.Ice Cream
C1.Ambidextrous
C2.Vexatious Progressions
D1.Eddie Who?
D2.Get on Down
Eddie Harris (tp, ts, p, voc),Darryl Thompson (g),Ray Peterson (b), Norman Fearrington (dr)
Recorded January 24, 1988 at Fabrik, Hamburg